「寝たきりになってしまったから、もうリハビリをしても意味がない…」
このように考えてしまう方や、ご家族の方は少なくありません。
しかし、寝たきりだからこそリハビリは重要です。
寝たきりの状態が続くと、筋力や関節の動きだけではなく、呼吸機能や血液循環、日常生活動作(ADL)まで少しずつ低下していきます。その結果、「起き上がることができない」「座っていられない」「介助の負担が増える」といった悪循環につながることがあります。
札幌市では高齢化が進み、自宅や介護施設で生活する寝たきりの方が増えています。また、冬は積雪や路面凍結により通院が難しくなるため、自宅で継続できるリハビリの重要性が高まっています。
この記事では、寝たきりの方がリハビリを続ける必要性や、自宅で受けられる訪問リハビリ・訪問マッサージのメリットについて詳しく解説します。
寝たきりとはどのような状態?
寝たきりとは、一日の大半をベッドで過ごし、自力で起き上がったり歩いたりすることが難しい状態を指します。
原因は一つではなく、
- 脳梗塞・脳出血
- パーキンソン病
- 骨折後の後遺症
- 廃用症候群
- 認知症
- 神経疾患
- 高齢による筋力低下
など、さまざまです。
寝たきりになると身体を動かす機会が減るため、筋肉や関節だけではなく全身の機能が低下しやすくなります。
寝たきりでリハビリをしないと起こりやすい問題
筋力が急激に低下する
筋肉は使わなければ短期間でも衰えます。
特に太ももやお尻など歩行に必要な筋肉は低下しやすく、起き上がる・座る・立つといった基本動作も難しくなることがあります。
関節拘縮(関節が固まる)
同じ姿勢が続くことで関節が動きにくくなり、
- 肩が上がらない
- 肘が伸びない
- 指が握ったままになる
- 膝が曲がったままになる
といった拘縮が起こることがあります。
拘縮が進行すると、更衣や入浴、介助が難しくなるため、早い段階からの予防が重要です。
血液循環の低下
寝たままの時間が長くなると血液やリンパ液の流れが悪くなり、
- 足のむくみ
- 冷え
- 血栓のリスク
- 床ずれ(褥瘡)
などにつながる可能性があります。
誤嚥や肺炎のリスク
寝たきりの状態では呼吸機能や飲み込む力が低下しやすく、誤嚥性肺炎のリスクも高まります。
身体を適度に動かすことは、こうした合併症の予防にも役立ちます。
寝たきりでもリハビリは続ける意味がある
「歩けないからリハビリは必要ない」と思われることがありますが、実際にはそうではありません。
寝たきりの方のリハビリは、「歩けるようになること」だけが目的ではありません。
目標は、
- 身体機能の維持
- 関節拘縮の予防
- 筋力低下の予防
- 痛みの軽減
- 寝返りや起き上がりの改善
- 座位保持能力の維持
- 介護負担の軽減
- QOL(生活の質)の向上
など、一人ひとりの状態に合わせて設定されます。
少しでも身体を動かし続けることが、将来の生活に大きく影響します。
札幌で寝たきりの方に訪問リハビリが選ばれる理由
札幌市では冬になると積雪や凍結路面の影響で外出が難しくなります。
寝たきりの方を病院や施設へ連れて行くには、
- 車椅子への移乗
- 防寒対策
- 車への乗り降り
- 雪道での移動
など、ご本人だけでなくご家族にも大きな負担がかかります。
そのため、自宅で継続できる訪問リハビリや訪問マッサージを利用する方が増えています。医師が必要と認めた場合は、医療保険を利用して訪問マッサージを受けられるケースもあります。
訪問マッサージとリハビリを組み合わせるメリット
訪問マッサージでは、筋肉をほぐすだけではなく、関節を動かす運動や機能訓練を組み合わせることがあります。状態に応じて、座位保持や立ち上がり、歩行練習などを取り入れる事業所もあります。
期待できるメリットには、
- 筋肉の緊張を和らげる
- 関節の動きを保つ
- 血液循環を促す
- むくみの軽減
- 痛みの緩和
- 寝返りや起き上がりをしやすくする
- 身体を動かす意欲につながる
などがあります。
マッサージは病気そのものを治すものではありませんが、リハビリを行いやすい身体づくりを支える役割があります。
ご家族の負担軽減にもつながる
寝たきりの介護では、
- 着替え
- おむつ交換
- ベッドから車椅子への移乗
- 体位交換
など、多くの介助が必要になります。
身体が硬くなると介助の負担も大きくなります。
定期的なリハビリや身体のケアを行うことで、ご本人だけでなく、ご家族の介護負担の軽減にもつながる可能性があります。
自宅でできる簡単なリハビリ
施術日以外にも、無理のない範囲で身体を動かすことが大切です。
例えば、
- 深呼吸
- 足首の曲げ伸ばし
- 手をゆっくり開く・閉じる
- ベッド上での寝返り練習
- 座位保持の練習
などは比較的取り組みやすい運動です。
ただし、痛みや体調不良がある場合は無理をせず、専門職の指導を受けながら行いましょう。
まとめ
寝たきりになったからといって、リハビリを諦める必要はありません。
身体を動かす機会を維持することは、関節拘縮や筋力低下、廃用症候群の予防につながり、日常生活の質を保つうえで重要です。
札幌市では冬季の積雪により通院が難しい方も多いため、自宅で受けられる訪問リハビリや訪問マッサージは、継続しやすい選択肢となっています。ご本人の状態に合わせた機能訓練やマッサージを組み合わせることで、身体機能の維持や介護負担の軽減を目指すことができます。
「もう寝たきりだから」と諦めるのではなく、「今できることを続ける」という積み重ねが、これからの生活を支える大切な一歩になります。


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